
アーセナルユニフォーム02/03シーズン着用モデルは、トピックてんこ盛りで非常に書きがいのあるユニである。まずはユニフォームの胸広告の権利を与えられるメインスポンサー。02/03シーズンからセガ(SEGA)に代わり、ハイバリーにやって来たのは携帯電話通信事業を生業とするオーツー(O
2)。イギリス大手の携帯電話会社(現在はテレフォニカのグループ企業)で、ハイバリーラストシーズンとなる05/06シーズンまでガナーズをスポンサードした。
つぎに、アーセナルの象徴であるエンブレム。2002年に真新しく生まれ変わった盾型エンブレムは、王立兵器工場のサッカーチームをルーツに持つアーセナルのシンボル、大砲を一基据えたデザイン。ゴールドになった大砲は今まで左向きだったが、新エンブレムから右向きに。盾のアウトラインはボトムに向かって緩やかにラウンドする都会的なフォルムへと生まれ変わった。
そしてアーセナル新ユニフォーム。2年に1度のホームユニモデルチェンジイヤーにあたる、02/03シーズンにナイキが持ち込んだホームユニは、サブカラのネイビーが排除され赤×白のツートーン。テンプレートはナイキのワールドワイドモデルで、両サイドからバックに回り込むラインが特徴だ。ネックは襟が省略され、11シーズンぶりにラウンドネックを採用。マテリアルはハイテク素材のクールモーションを用いた、ナイキ独自開発のダブルレイヤー式二層構造を採用した(レプリカユニフォームはダブルレイヤーではない)。この二層構造は当時のサッカーユニフォームのトレンドの1つで、アディダスほか各メーカーからもデビューしている。
衝撃的だったのはアウェイユニフォーム。伝統を省みない前衛的デザインは、ナイキがアーセナルとユニフォームサプライヤー契約を締結した94/95シーズンに発表した、ジャカード織りで稲妻を落とし込んだユニに勝るとも劣らないディープインパクトだった。テンプレートはホームユニフォームと同じだが、ルックスは全くの別もの。ネイビー基調のフロントに、幾何学模様プリントを落とし込んだ大胆不適な表情だ。翌03/04シーズンはサードとして着用されている。ホームユニフォーム、アウェイユニフォームともに、02/03シーズンからストッキングの大砲刺繍が消え去った点にも注目したい。
アーセナル1999/2000シーズンの戦績
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国内外リーグ戦、カップ戦
| 成績、結果
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プレミアリーグ
| 2位:23勝6敗9分:勝ち点78
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FAカップ
| 優勝
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チャンピオンズリーグ
| 2次リーグ敗退
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