アーセナル(Arsenal Football Club) オランダにおける活躍を受け、プレシーズンにガナーズへ呼び戻されアーセナルのアジアツアーに参加。2011年7月13日の親善試合vsマレーシア選抜戦31分から11-12アウェイユニフォームを着て途中出場。アーセナルデビューを飾った。クラブによる当局への働きかけが実を結び、8月9日に特例でイギリスの労働ビザ取得に成功。レンタル先のフェイエノールトからアーセナルに復帰。8月12日、アーセナル公式サイトで宮市亮の背番号31決定が発表された。エールディヴィジで輝きを放ったとは言え、新たな舞台は世界最高峰のプレミアリーグ。半年前まで高校の部活に所属していたスピードスターの原石に、ベンゲル監督は『アーセナルウェイ』と呼ばれるコンビネーションを日々、叩き込み淡々と磨き上げていく。トップチームのベンチ入りを果たす一方、宮市亮はリザーブリーグに出場。持ち味の爆発的スピードを披露しつつ、着実に戦闘体制を整えていった。そして9月20日、18才280日にして宮市ついに公式戦デビュー!! カーリングカップ(フットボールリーグカップ)3回戦vsシュルーズベリー戦71分、背番号31のアーセナル11/12ホームユニフォームに着替えると勢いよくピッチに飛び出した。そして、「リオ!!」を連呼するサポへ挨拶代わりに、自陣から敵陣ペナまで40メートルを一気にドリブルで駆け上がったのである。公式戦2戦目は10月25日のカーリングカップ4回戦vsボルトン戦。73分から左MFとして途中出場し、初めて戦うプレミア勢に臆することなく何度も左サイドを切り裂きポテンシャルの高さを証明した。順調に進んでいた育成だったが、11月7日のリザーブリーグで左足首を捻挫。3週間の戦線離脱となる不測事態に見舞われてしまった。
ボルトン(Bolton Wanderers Football Club) 欧州サッカー2012冬のメルカート目前の12月、宮市亮にレンタル移籍の可能性が浮上。フェイエノールト、バランシエンヌ、フラムなど複数クラブの名前が移籍先に挙がった。プレミアのスピードと激しさの経験を積ませたい指揮官ベンゲルの意向もあり、移籍マーケット最終日となった1月31日、スピードのあるウインガーを探していたボルトン移籍が決定した。新天地ボルトンは、現在、20才にしてアーセナル主力を担うジャック・ウィルシャーかつてのレンタル移籍先だ。ウィルシャーと同じ道を歩むことになった宮市亮。2011/2012シーズン終了まで4か月間、トロッターズの武者修行で更なる成長を遂げるはずだ。