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欧州サッカーの最高峰、UEFAチャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)は、
欧州サッカー連盟(UEFA)主催の国際大会で、毎年9月から翌年5月に欧州最強クラブの
称号をかけて開催される。優勝チームは、ビッグイヤーと呼ばれる優勝カップが授与される
とともに、ヨーロッパチャンピオンとしてFIFAクラブワールドカップ出場権を得る。
ヨーロッパ各国リーグ上位チームが一堂に会するこの大会は、1990年代に入ると出場クラブ
急増により規模が拡大。莫大な利益を生み出すビジネスとして成功を同時に賞金が高騰した。
商品のほか、テレビ放映権料やスポンサー契約料の配分も行われ、チャンピオンズリーグに
出場する、しないは、クラブ経営に与える影響が非常に大きい。
いったいどれほどの収益を欧州チャンピオンズリーグがもたらすのだろうか? ある試算によれば、
2008/2009シーズンに優勝したFCバルセロナが、賞金や入場料収入、放映権収入ほかCL関連で
得た収益は、なんと1億1000万ユーロ(約145億円)にものぼるという。
参考までに、UEFAから発表された2009-2010シーズンにおける賞金およびボーナス一例を
挙げておく。(※カッコ内は2000-2001シーズンの賞金。賞金高騰の具体例として記載)
UEFAチャンピオンズリーグ09-10の賞金とボーナス例 |
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●予選リーグ ・予選リーグ参加賞金・・380万ユーロ/約5億円(約1億円)
・試合出場賞金・・・・・・・・55万ユーロ/約7000万円(約3600万円)
・勝利ボーナス・・・・・・・・80万ユーロ/約1億円(約3600万円)
・引き分けボーナス・・・・・40万ユーロ/約5000万円(約1800万円)
●決勝トーナメント ・ベスト16進出・・・・・・・300万ユーロ/約3.9億円(約2億円)
・ベスト8進出・・・・・・・・330万ユーロ/約4.3億円(約2.8億円)
・セミファイナル進出・・・400万ユーロ/約5.3億円(約3.6億円)
・ファイナル敗者・・・・・・520万ユーロ/約6.8億円(約4.3億円)
・ファイナル勝者・・・・・・900万ユーロ/約12億円(約6.3億円)
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2010年8月24日にUEFA発表によると、チャンピオンズリーグ2009-10シーズンに優勝したインテル、
準優勝したバイエルン・ミュンヘンが得た分配金(大会の一括マーケティングで得た収益金)は、
以下の通りだった(分配金はチャンピオンズリーグ出場全32クラブに再分配されている)。
インテル⇒4875万9000ユーロ(約52億円)・グループリーグ以降の成績に基づく賞金:2900万ユーロ(約31億円)、
・テレビ放映権料の分配金:1960万ユーロ(約21億円)
バイエルン・ミュンヘン⇒4486万2000ユーロ(約47億8000万円)・成績に基づく賞金2500万ユーロ(約27億円)
・テレビ放映権料の分配金:1900万ユーロ(約20億円)
UEFAチャンピオンズリーグの原点を探ってみると、フランス・レキップ紙のャーナリスト、
ガブリエル・アノにたどり着く。ガブリエルが提案した、ヨーロッパにおけるクラブ選手権という
構想は、レキップ紙の強力なバックアップを受け、当初、無関心だったUEFAを動かすことに
成功。1954年のUEFA理事会で、ヨーロピアン・チャピオンズカップという名称で欧州クラブ
シーンの選手権開催が決定された。
翌1955年、16カ国のリーグ戦優勝クラブでヨーロッパナンバーワンを決する、第1回大会が
行われた。このカップ戦がUEFAチャンピオンズリーグの前身である。 当初、トーナメント方式で
争われたチャンピオンズカップだったが、新たな大会フォーマットとして1991-1992シーズンに
リーグ戦方式をテスト。翌1992-1993シーズンに、このシステムの正式導入と同時に、名称も
UEFAチャンピオンズリーグとなり大会は再編成されている。
1997-1998シーズンに再びシステム変更。大会参加クラブはリーグ王者に加え、UEFAカントリー
ランキング上位国の複数クラブに出場枠が与えられスケールが大きくなった。その後も段階的に
規模拡大が行われていくことになる。1999-2000シーズンに2次リーグ制が採用されるも、過密
日程の弊害により2003-2004シーズンにこのシステムは撤廃。第50回大会の節目となった2004-
2005シーズンに、現行チャンピオンズリーグ同様の、グループリーグ→ノックアウト方式のトーナ
メント戦というシステムへ移行したのだった。
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